Technical Information

<技術情報シリーズ>保水性舗装「パワーペイブサンド」の【保水性能】が従来の保水性舗装と比べ格段と優れている技術的根拠

【1】保水性舗装「パワーペイブサンド」の品質性能

・保水性舗装の品質基準として、「インターロッキングブロック舗装技術協会品質規格」に各項目ごとの基準値が明記されている。当社が開発した保水性舗装「パワーペイブサンド」をこの項目ごとに比較すると下記の通りとなる。
保水性舗装の品質基準パワーペイブサンド

・東京都土木試験センター試験成績書(当社「パワーペイブサンド」)

・上記項目において、保水性の試験結果の数値0.3g/㎤は、保水性舗装に定められている規格値0.15g/㎤を2倍近く上回り、同業他社の保水性舗装と比べ最大の保水量をパワーペイブサンドは記録している。 且つ「曲げ強度」「吸水性」においても保水性舗装の規格値を上回る。
他社は社内試験値の表示が多いが、当社は公的試験機関での厳正な測定による試験値を採用している。

【2】保水性舗装「パワーペイブサンド」の保水性機能

・骨材に採用している高炉水砕スラグは微細な「多孔質形状」をしているため、雨水がその空隙に貯留すると同時に保水した雨水を表面から大気中に蒸発散することが出来る。また、路盤に浸透した雨水も「毛細管現象」で表層の高炉水砕スラグの微細な空隙に吸い上げられ、大気中への蒸発散作用により舗装表面の温度を低く抑える効果が期待できる。

保水性舗装「パワーペイブサンド」の保水性機能

<高炉水砕スラグの拡大図>
高炉水砕スラグの拡大図

・特に保水性舗装の最大の効果は、「夏季高温時」アスファルト舗装のような不快な照り返しがなく、「路面温度上昇抑制効果」により歩行者系道路舗装の分野においても「ヒートアイランド現象」の緩和に役立つことが想定される。