<技術情報シリーズ>『暑熱対策』の条件に適合する透水性舗装「カラーサンド」の技術的根拠
1)透水性舗装「カラーサンド」が透水性・保水性に優れている技術的根拠
・透水性舗装「カラーサンド」は、骨材に大手鉄鋼メーカー(新日鐵住金、JFEスチール、神戸製鋼所)が生産している高炉水砕スラグを採用しています。
・高炉水砕スラグは、下の写真の通り「微細で多孔質な形状」をしています。
従来からの他社の透水性舗装のほとんどが、骨材と骨材との隙間を通しての「点の透水」のため、降雨時雨水と共に細かい土砂も隙間に流入し、目詰まりしやくなり、2~3年で透水機能が低下するケースが多いのに対し、当社の「カラーサンド」は骨材そのものが微細な多孔質形状をしているため、「面全体で透水」するので、長期間にわたり透水性能を維持していることが、数多くの施工事例で確かめられています。
・一般的に透水性舗装の基準値(透水係数0.01cm/sec)に対し、透水性舗装「カラーサンド」は現場透水試験において、施工事例の大半が0.03~0.04cm/secと、基準値を大幅に上回る透水係数を記録しています。
(当社は現場ごとに施主、元請業者立会いの下で、毎回現場透水試験を実施しています)
・「保水性」に関しても、骨材(高炉水砕スラグ)の微細な「多孔質形状」の空隙に雨水を貯留すると同時に、保水した雨水を表層から大気に蒸発散することができます。また、路盤に浸透した雨水も「毛細管現象」で表層の高炉水砕スラグの微細な空隙に吸い上げられる効果があるため、大気中への蒸発散が面全体を通して機能します。
・この結果、カラーサンドの「透水性・保水性」の機能により、環境面及ぼす効果
(1)保水した雨水の「蒸発散作用」により、歩行者系道路の表面温度の上昇を抑制し「ヒートアイランド現象の緩和」に役立つ
(2)夏季高温時、アスファルト舗装のような不快な「照り返し」がなく、「さわやかな歩行性」を実感
2)透水性舗装「カラーサンド」夏期の表面温度測定状況
3)当社透水性・保水性舗装と透水アスコン・透水コンクリートとの保水状況比較
4)透水性舗装「カラーサンド」が『暑熱対策』として、マスコミに報道された事例
・昨年8月、テレビ朝日のニュース番組「スーパーJチャンネル」において、東京都練馬区の石神井川沿いの歩道に採用されたカラーサンドの暑熱効果の高さが紹介され、大きな反響を呼びました。
・一昨年8月にもフジテレビのニュース番組「ニュースジャパン」において、透水性舗装「カラーサンド」が紹介され、透水性、保水性、遮熱性、ヒートアイランド現象の抑制、歩行者の熱中症対策等の報道がありました。