透水性舗装「カラーサンド」が東京都の【新技術・新工法】に選定された理由
【Ⅰ】平成28年3月、「東京都建設局」から透水性舗装「カラーサンド」を【新技術】として選定した旨の通知を受けました。
・登録番号・・・151013
・名称・・・カラーサンド工法
・副題・・・透水性と保水性を有する歩行者系景観舗装材
また、平成27年7月、「東京都港湾局」から透水性舗装カラーサンドを【新材料・新工法】として選定した旨の通知を受けました。
・登録番号・・・27002
・名称・・・透水性高炉スラグ舗装・カラーサンド
・副題・・・透水性・保水性の環境指向型の歩行者系舗装材
【Ⅱ】透水性舗装「カラーサンド」の技術特性
①カラーサンドの原材料は、大手鉄鋼メーカー(新日鐵住金、JFEスチール、神戸製鋼所)の高炉製鉄所で産出される「高炉水砕スラグ」を使用しています。
②この高炉スラグの優れた特性である「潜在水硬性」により、舗装材に求められる強度、耐久性、並びに「多孔質形状」による透水性・保水性能の維持等、透水性舗装・保水性舗装として優れていることが公的試験機関の物性試験で証明されています。
③また、透水性舗装「カラーサンド」の施工実例における経年変化を見ても、一般的な舗装の設計寿命は10年とされていますが、カラーサンドは施工後10年を超え、15年以上にわたり舗装性能を維持している施工事例が年々増加しています。
④カラーサンドの優れた特性である透水性・保水性は、真夏のヒートアイランド現象の緩和、そして雨水を地下に浸透させるため、河川や下水道施設の負担軽減にも寄与します。
⑤カラーサンドの骨材に採用している高炉水砕スラグは「グリーン購入法」に指定されたリサイクル資源であり、二酸化炭素削減効果も顕著であり、環境負荷の軽減にも貢献しています。
以上の技術特性が客観的に評価された結果、透水性舗装「カラーサンド」が東京都の【新技術】【新工法】に選定されたものと思われます。