<技術情報シリーズ>保水性舗装 パワーペイブサンドの現場品質管理要領
1)保水性舗装・パワーペイブサンドは大型車交通を対象とした車道舗装でなく、4t以下の管理用車両並びに限定された一般車両が通行する歩行者系道路舗装です。
2)保水性舗装パワーペイブサンドの「舗装構造」については日本道路協会「舗装設計便覧」第7章の「歩道および自転車道等の舗装」(P240-248)に準処しています。
3)当社が発売している透水性舗装、保水性舗装各種の品質管理は共通しており「曲げ強度試験」並びに「現場透水試験」を全ての現場で実施する体制を確立しています。保水性舗装パワーペイブサンドの現場品質管理として
①「曲げ強度試験」については施主並びに元請業者立会いにより、現場で供試体寸法40×40×160(㎜)を3個3連式の鋼製型枠に打込み公的試験機関(東京都土木材料試験センター)に供試体を持ち込み、材令28日でJISR5201(セメントの物理試験による方法)に準じて曲げ強度試験を実施しております。それに基き試験成績証明書が公的試験機関から発行されたものを元請業者経由で施主宛に提出されます。
②「現場透水試験」については日本道路公団規格(JHS233)に基き透水試験器を使用し、施主・元請業者立会いにより現場にて、 300ccの水が15秒以内に浸透するかどうかの透水試験を実施します。結果は試験報告書として元請業者経由で施主宛に提出されます。
③その他保水性舗装パワーペイブサンドとしての舗装材を構成する各種原材料の品質については出荷時における製造元の試験成績書又は化学成分表等、品質を説明する書類も必ず提出することとしています。透水性舗装・保水性舗装とについては、各種販売されておりますが、施主・元請業者が立会い全ての現場で「曲げ強度試験」並びに「現場透水試験」を実施しているのは三和グランド以外には見当らないのが実情です。
当社は現場品質管理に万全を期す体制を確立しています。