カラーサンドが「凍結融解」に対して強い理由について
カラーサンドは透水性・保水性機能を持ちながら、冬期の凍結融解の反復作用に十分耐えられる「凍害に強い」歩行者系舗装材です。
(1)「凍害現象」とは
舗装体の水分が凍って体積が膨張し大きな圧力となってひび割れを発生させ、さらに気温の変動により溶けたり、凍ったりを繰り返すことにより、徐々に舗装体が劣化していく現象のことをいいます。
(2)カラーサンドが「凍害に強い」理由
※当社舗装構成のうち「フィルター層」(寒冷地においては「凍結抑止層」)にも、本舗装材の骨材である高炉スラグ舗装を単品で使用すると「凍上現象」を抑制する効果が大です。
(3)凍結融解試験
※透水性高炉スラグ舗装カラーサンドは、200サイクル完了時点でもひび割れ破壊は発生しませんでした。
【試験機関】(財)建材試験センター中央試験所にて実施
(4)寒冷地・積雪地の施工実例
冬季氷点下が続く寒冷地・積雪地において施工後13~15年を経過した物件が現在でも凍結融解の反復作用をクリアし、透水性・保水性舗装として十分機能しています。
・福島県会津田島町地区 【施工:平成12年/最深積雪:113㎝/最低気温:-12.3℃】
<平成24年撮影>
・山形県月山朝日村地区 【施工:平成10年/最深積雪:245㎝/最低気温:-15.1℃】
<平成24年・雨上がりに撮影>
その他、冬期氷点下になる地域で過去施工した物件において、凍害発生の報告は全く受けておりません。