【技術情報】保水性舗装「エコ・クールサンド」の技術特性について
(1)都民の日常生活から出た「家庭ゴミ」を、地元の「清掃工場」で再生処理し生まれた「溶融スラグ」を、地元の住民が利用する公園の遊歩道に舗装材として「リサイクル」できます。
(2)本舗装は、ブロックのような段差が生じず、平坦性があり、ソフトな歩行感覚で足腰への負担が少ないため、お年寄り・車椅子・身体の不自由な方にもやさしい「ユニバーサルデザイン」対応型の舗装材です。
(3)骨材に採用した「高炉水砕スラグ」及び「溶融スラグ」により、本舗装材の「リサイクル率」は80%以上もあり、まさに「エコ」を実践する代表的な環境型舗装材です。
(4)本舗装材の骨材に占める「溶融スラグ」の割合は25%以上もあり、あらゆる舗装材と比較して、最も溶融スラグの使用量の大きい舗装材です。
(5)インターロッキングブロック舗装技術協会の品質基準として定められた、保水性舗装品質基準値(保水性・吸水性・曲げ強度等)と比較した場合でも、本舗装材は全ての項目で基準値をクリアしております。そのため、夏季高温時でもヒートアイランド現象を緩和する効果も期待できます。
(6)「透水性舗装」に求められる透水係数1.0×0.01cm/secを上回り、かつ雨に濡れてもすべりにくく歩きやすい舗装です。(すべり抵抗値は数値でBPN値75(湿潤時)あり、歩道に求められる基準値の40以上(湿潤時)を上回ります)
(7)本舗装を通して、雨水が地中に浸透することにより、地下水を豊富にし、樹木・緑地に潤いを与え、植物の育成を活性化します。
(8)骨材に使用する「高炉水砕スラグ」並びに「溶融スラグ」は、環境庁告示第13号における有害成分の溶出試験において、カドミウム・鉛・六価クロム・ヒ素・総水銀・セレンなどの溶出基準を全てクリアしており、「安全」且つ「無害」な骨材です。