Technical Information

斜路におけるカラーサンドの施工対応について

  • 『斜路』とは「進行方向に向かって、人が認識できる程度の勾配をもつ道路」のことです。歩行者系道路(歩道、遊歩道など)の場合は、通常「スロープ」という言い方が広く使われています。
  • 歩行者系道路で高低差のある場合は、一般的に階段を設けるケースが殆どですが、多くの方に使いやすい「ユニバーサルデザイン」対応の考え方、また「バリアフリー」の見地から車椅子、身体の不自由な方のために斜路を設けることが多いようです。
  • 透水性保水性の機能を持つ「カラーサンド」舗装は、歩道・公園園路・遊歩道の分野で15~20%の勾配の斜路(スロープ)でも施工できる技術を確立しています。※ちなみに、自動車が通行する普通道路の場合は、設計速度に応じ最大縦断勾配9%の規定があります。

 

Ⅰ舗装材の持つ特性

カラーサンド舗装の特性は、骨材に採用した「高炉水砕スラグ」が持つ力学的及び化学的性質を生かしたものです。

  1. 高炉水砕スラグは角張った形状をしている為、砂質土、川砂(25°~30°)よりも高い「内部摩擦角」(35°~40°)を持ちます。そのため斜面すべりに対する抵抗モーメントを増大させる大きな「せん断抵抗力」を発揮します。
  2. 高炉水砕スラグの主要成分(シリカ、アルミナ、ライムマグネシア)が水和反応により時間の経過とともに「潜在水硬性」を発揮して舗装材としての曲げ強度が増進する特性を持っています。従って、勾配のきつい斜路でも施工が出来ます。

 

Ⅱ斜路(勾配15~20%)の施工技術

  • 前述の舗装材の優れた特性を生かし、通常の舗装機械工具を使用し、一般的な舗装業者であればどこでも施工できる技術です。
  • 特に斜路の施工に関しては勾配10%までが舗装の限度というものが多いのが実状ですが、当社は長年に及ぶ研究開発並びにフィールド実験を経て、15~20%の勾配でも施工できる施工方法を確立しました。これは、版構造による「斜面型枠工法」として、当社が特許取得した工法技術を応用したものです。

 

Ⅲ需要対象分野

従来から、公園の園路・遊歩道分野では下記の斜路施工例のように採用実績が数多くありますが、今後は大型地震・津波などの災害発生時の「緊急避難路」として斜路の舗装整備にも、ぜひともご検討頂きますようお願い申し上げます。
和光市/柿ノ木坂湧水公園 和光市/柿ノ木坂湧水公園
(和光市/柿ノ木坂湧水公園)                        (広島県/切石山遊歩道)