透水性舗装材「カラーサンド」の現場における品質管理について
歩行者にとって快適な歩行性のを確保するとともに、長期間にわたる耐久性・透水性・安全性・景観性を含め、環境との調和を目ざすため、透水性舗装材「カラーサンド」は、施工時の【品質管理】に格別の配慮を行っております。
1)混合作業
配合管理
・現場で使用するミキサー容量に応じて、標準配合設定に基づいた1バッチ当たりの各材料の配合量を、計量器を使い正確に設定する。(特に水セメント比を重点的にチェック)
時間管理
・各材料のミキサーへの投入順序を守り、撹拌時間をタイマーを使用して一定時間にセットし、1バッチごとに規則的にミキシングを行う。
強度管理
・施主及び元請業者立会いの下で、現場にて試験体40×40×160mm(三連式鋼製型枠使用)を製作。JIS R5201「セメント物性試験」に基づき、材令28日曲げ強度試験を公的試験機関に依頼し、同機関で作成した「試験報告書」を元請業者経由で、施主宛に提出する。
材料試験成績管理
・各材料の品質については、出荷時における製造元の試験成績表、または化学成分表等品質を証明する書類を提出する。
2)舗設作業
透水性能管理
・舗設が完了し、養生期間終了後に透水性舗装として定められている透水性能(300CCの水が、15秒以内に地中に浸透すること)を確認するため、施主及び元請業者が立会い、透水試験器を使用して「現場透水試験」を実施する。
舗装作業管理
・「施工マニュアル」に基づいた敷き均し・転圧締固め・仕上げの標準的作業手順と作業方法を、周知徹底する。
養生管理
・舗設完了後、養生シートを必ず使用し、所定の時間(7日間)養生を完全に実施する。