Technical Information

2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向けて

【1】環境省の方針(平成26年8月5日発表)

・「東京大会の環境面からの意義」ということで
(1)「環境にやさしい五輪」の実現
(2)「環境都市東京」の実現
(3)わが国の環境技術の展開・情報発信
という大きく3つの柱を掲げています。

・具体的な方向性として
①低炭素社会づくり
ヒートアイランド対策・熱中症対策・緑化
③良好な大気環境の実現
良好な水環境の実現
3Rの推進
自然と共生する社会の実現
上記6つを具体化しています。

特に②の「ヒートアイランド対策・熱中症対策・緑化」では、更に具体的に「大会会場やコース周辺等を含め大都市圏の駐車場等のある事業場を念頭に、保水性・透水性舗装等を組み合わせた環境インフラを設置して、体感温度の低減を図る。」としています。

【2】三和グランドとして貢献できること

・透水性、保水性舗装材の製造を通じ、方向性②の「ヒートアイランド対策・熱中症対策・緑化」への貢献がメインとなります。

また雨水を地中に還元する透水機能により、方向性④の「良好な水環境に実現」にも貢献します。特に都市部で近年多発する都市型ゲリラ豪雨による都市水害の緩和にも効果を発揮します。

なお、当社製品は大手鉄鋼メーカー高炉による製鉄段階での派生する副産物であると同時に「グリーン購入法」の調達資材にも指定され環境にも貢献する資材「高炉水砕スラグ」を細骨材として採用しており、方向性⑤の「3Rの推進」にも対応しております。また「高炉水砕スラグ」のみならず、清掃工場で可燃ごみを焼却した時に出る焼却灰を溶融処理した「溶融スラグ」を複合した舗装材もあり
循環型環境社会の構築に向けて貢献できるものと考えています。

最後に、雨水を地中に還元する「透水性・保水性舗装材」を採用することにより、地下水を豊富にすることで植物の育成を活性化し樹木・緑地に潤いを与える効果も期待でき方向性⑥の「自然と共生する社会の実現」にも貢献します。

【3】具体的な製品群

・公園、遊歩道などへ

(現場打ち舗装材)
透水性高炉スラグ舗装材「カラーサンド」・・・・・高炉水砕スラグ
保水性複合スラグ舗装材「エコ・クールサンド」・・・高炉水砕スラグ+溶融スラグ
透水性土系スラグ環境舗装材「エターナルサンド」・高炉水砕スラグ+真砂土
≪公園園路への採用例≫(与謝野公園)
≪公園園路への採用例≫(与謝野公園)

・街路、歩道、施設外構などへ

(平板ブロック・インターロッキング)
環境型・保水性ブロック「パークスルー」・・・・・高炉水砕スラグ
環境型・保水性複合ブロック「エコ・スルー」・・・高炉水砕スラグ+溶融スラグ
≪歩道への採用例≫(上尾駅前通り)
≪歩道への採用例≫(上尾駅前通り)

(現場打ち舗装材)
環境型・高炉スラグ防草工法「グラスレスサンド」・高炉水砕スラグ
≪歩道脇への防草工 採用例≫(国道254号バイパス)
≪歩道脇への防草工 採用例≫(国道254号バイパス)

上記にように、用途に応じ施工後すぐに開放する必要性のある箇所には平板やインターロッキングにて「透水性・保水性舗装材」を採用することが可能です。

【4】当社ブロック製品の特長

・曲げ強度   3.0N/㎟以上
・透水性透水係数   1.0×0.01cm/sec以上
・保水性     保水量  0.18g/㎤以上
・吸水性     吸上げ高さ  90%以上(30分後)
・すべり抵抗値  BPN値  60以上(湿潤時)

(他社品との大きな違い)
・透水性と保水性を兼ね備えている点
・吸水性の数値である吸上げ高さが90以上(30分後)
・保水持続期間が3日間以上
こういった点が、差別化ポイントとなります。

詳しくは、各製品のページをご覧ください。